以前、ツイッターで
「インデックスファンドを買っているだけで儲かった時代は終わりました。これからは銘柄選択に力を入れ優良な個別株でポートフォリオを組みましょう」
というツイートを目撃しました。
このツイートに対して熱心な信徒が「自分もそう思います!」と追従し、最終的にはサロンの会員になるためにお布施を包んでいました。
この方はメリーさんみたいな名前のオバサンでしたが本当に個別株で稼げるノウハウをお持ちならご丁寧にそのノウハウを広める理由はありませんよね。
わざわざ素人から小銭を徴収して儲けを分散させるくらいなら自分とその身内だけで儲ければ良いだけの話ですから。
ワンルームマンション投資然り、有料サロン然りでこれと似たような話を聞いたことがある人はたくさんいるのかなと思います。
ただひたすらに魑魅魍魎が跋扈する投資の世界ではこのような例は枚挙にいとまがありません。
一見もっともらしい理由をつけられると、ちょっと考えればわかるようなことすら思考放棄してしまう情弱は一方的に金を搾取され続ける恐ろしい世界なのです。
サロンオバサンのことをボロクソに言いましたが私は個別株投資自体を否定するつもりはありません。
私もまだちょこちょこと個別株投資を楽しんでいますしバフェットを始めとして非常に優れた成績を残している投資家も数多くいるからです。
「もしかしたら自分もその枠に入れるかも…」と考えて挑戦することが悪だとは思えないです。
失敗しても若いうちならいくらでもやり直しはできますし色々な勉強もできるので趣味としては非常に面白いのではないでしょうか。
まあ有料サロンに入っちゃうような人は手を出さないほうが良いのは間違いありませんが…
さて、このオバサンの言うインデックスファンドでは儲からない時代が来た場合、個別株で勝つことが本当に可能なのでしょうか。
インデックスファンドとは市場をまるごと保有するファンドのことです。
そのリターンは長期的に見ると経済成長と連動します。
そのインデックスが全く上昇しない、もしくは下がり続けるばかりの未来とはつまり資本主義社会の崩壊かその一歩手前くらいの世界である可能性が高いです。
そうなると、当然既存の大型株には期待できないのでトリッキーな中小型株を狙っていくことになると思います。
しかし平時でも中小型株は業績がいまいち、下げ相場ではとことん叩き売られるものが多い中で市場が成長しない世界線でもしっかり利益を出し、株価を上げることのできるような銘柄などいくつあるのでしょうか。
リーマンショックのときにも2倍、3倍になった銘柄はありますがそこをピンポイントで当てにいけるような再現性の高い手法は存在しません。
逆に2分の1、3分の1になった銘柄のほうが圧倒的に多いので下手に個別株を触る方が損失が大きくなる人が大半でしょう。
市場が成長しない世界が来ると予想するなら個別株投資かインデックス投資かという議論は全くの無意味で株式投資なんかやめてしまうのが正解なのです。
今後、非常に致死性の高いウイルスのまん延や核戦争、巨大隕石の衝突等により人類文明が後退し、株式市場が壊滅的なダメージを受けると予想するのであれば個別株を選ぶより核シェルターでも設置して非常食やサバイバルキットでも溜め込んでおくほうがよほどマシです。
結局オバサンは市場がある程度の成長を続けるという前提で、さらに「それを上回るパフォーマンスを出す方法を教えますよ」と言っているのに過ぎないのです。
繰り返しになりますが現実的に考えてそれが可能ならサロンで小銭稼ぎをするよりも自分で運用するとかファンドを立ち上げるとかどこかのファンドマネージャーになるとかしたほうが遥かに儲かるし社会貢献もできそうなものですがあえてそれをやらない理由はなんなのでしょうね。
「インデックスファンドを買っているだけで儲かった時代は終わりました。これからは銘柄選択に力を入れ優良な個別株でポートフォリオを組みましょう」
というツイートを目撃しました。
このツイートに対して熱心な信徒が「自分もそう思います!」と追従し、最終的にはサロンの会員になるためにお布施を包んでいました。
この方はメリーさんみたいな名前のオバサンでしたが本当に個別株で稼げるノウハウをお持ちならご丁寧にそのノウハウを広める理由はありませんよね。
わざわざ素人から小銭を徴収して儲けを分散させるくらいなら自分とその身内だけで儲ければ良いだけの話ですから。
ワンルームマンション投資然り、有料サロン然りでこれと似たような話を聞いたことがある人はたくさんいるのかなと思います。
ただひたすらに魑魅魍魎が跋扈する投資の世界ではこのような例は枚挙にいとまがありません。
一見もっともらしい理由をつけられると、ちょっと考えればわかるようなことすら思考放棄してしまう情弱は一方的に金を搾取され続ける恐ろしい世界なのです。
サロンオバサンのことをボロクソに言いましたが私は個別株投資自体を否定するつもりはありません。
私もまだちょこちょこと個別株投資を楽しんでいますしバフェットを始めとして非常に優れた成績を残している投資家も数多くいるからです。
「もしかしたら自分もその枠に入れるかも…」と考えて挑戦することが悪だとは思えないです。
失敗しても若いうちならいくらでもやり直しはできますし色々な勉強もできるので趣味としては非常に面白いのではないでしょうか。
まあ有料サロンに入っちゃうような人は手を出さないほうが良いのは間違いありませんが…
さて、このオバサンの言うインデックスファンドでは儲からない時代が来た場合、個別株で勝つことが本当に可能なのでしょうか。
インデックスファンドとは市場をまるごと保有するファンドのことです。
そのリターンは長期的に見ると経済成長と連動します。
そのインデックスが全く上昇しない、もしくは下がり続けるばかりの未来とはつまり資本主義社会の崩壊かその一歩手前くらいの世界である可能性が高いです。
そうなると、当然既存の大型株には期待できないのでトリッキーな中小型株を狙っていくことになると思います。
しかし平時でも中小型株は業績がいまいち、下げ相場ではとことん叩き売られるものが多い中で市場が成長しない世界線でもしっかり利益を出し、株価を上げることのできるような銘柄などいくつあるのでしょうか。
リーマンショックのときにも2倍、3倍になった銘柄はありますがそこをピンポイントで当てにいけるような再現性の高い手法は存在しません。
逆に2分の1、3分の1になった銘柄のほうが圧倒的に多いので下手に個別株を触る方が損失が大きくなる人が大半でしょう。
市場が成長しない世界が来ると予想するなら個別株投資かインデックス投資かという議論は全くの無意味で株式投資なんかやめてしまうのが正解なのです。
今後、非常に致死性の高いウイルスのまん延や核戦争、巨大隕石の衝突等により人類文明が後退し、株式市場が壊滅的なダメージを受けると予想するのであれば個別株を選ぶより核シェルターでも設置して非常食やサバイバルキットでも溜め込んでおくほうがよほどマシです。
結局オバサンは市場がある程度の成長を続けるという前提で、さらに「それを上回るパフォーマンスを出す方法を教えますよ」と言っているのに過ぎないのです。
繰り返しになりますが現実的に考えてそれが可能ならサロンで小銭稼ぎをするよりも自分で運用するとかファンドを立ち上げるとかどこかのファンドマネージャーになるとかしたほうが遥かに儲かるし社会貢献もできそうなものですがあえてそれをやらない理由はなんなのでしょうね。
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