現代社会で生き残るための能力や意欲が人よりも劣っている人がそれでも人並みの人生を送りたいと思ったときに残された唯一の再現性の高い方法は節約と投資によりある程度の資産を築くことだと考えています。
常人よりも劣った人が人並み以上の資産を築くとは矛盾している様に聞こえるかもしれませんが、日本のような先進国なのに生活費も安く、さらに低コストのインデックスファンドに簡単にアクセスできる環境なら十分に可能なはずです。
もちろん、「100%間違いなく可能」とは言えませんがもっとも現実的な手段であるのは間違いないでしょう。
収入を得て節約しそのお金を投資するという本当につまらないサイクルをひたすら回していくことで"いずれは"自分の資産だけで生活できるようにすらなるのです。
「じゃあその"いずれは"っていうのはいつなんだよ」という話ですがこれには貯蓄率が大いに関係してきます。
貯蓄率とは手取りの収入からいくら貯蓄できたのかを表すものですが例えば年収400万円なら手取りは310万円ほど、ここから年間で155万円貯蓄できれば貯蓄率50%となります。
年155万で生活するとなると生活保護より厳しい生活が待ち受けていそうなのでこの年収の人が貯蓄率50%を達成するのは難易度が高そうです。
対して年収700万円なら手取りは520万円なので同じ貯蓄率50%でも生活に使えるお金は260万円となりだいぶ余裕が出てきます。

(https://diamond.jp/articles/-/236816?_gl=1*1u9nh5s*_ga*YW1wLUN6S1k5YkZjSHNnVTg1SkxFOTN4OGlvWHJENEE0WVVVTHNha2RKLXZ6X3hsRnRNbWg1Z0dJdXY5Q1dyeVhNWC0.)
こちらのグラフでは貯蓄率と投資リターンによってリタイアまでの年数がどの程度変化するのか記されています。
貯蓄率50%なら自分の資産だけで食えるようになるのに10数年から20年ちょいかかるというわけです。
注意していただきたいのはこのグラフにある資産で本当にリタイアしてしまうのは結構危険というか精神的に不安定になるかもしれませんということです。
グラフからは貯蓄率50%で投資リターン2%の場合、リタイアまで20年かかることになっています。
つまり年間貯蓄額×25倍の資産で早期リタイア可能とし、リタイア後は4%ルールで取り崩していくことを想定しているのでしょうが生活費として取り崩す場合、利益には税金がかかりますし社会保険料等もじわじわと効いてくると思われるので3%ルールくらいで見込んでおいたほうが将来的に破綻する確率はグッと低くなるでしょう。
さて、ここまでまるでリタイアをする前提で話を進めているように見えますが自分はあまり若いうちからのリタイアには反対です。
よほどの事情がないのであれば仮にリタイアできそうな資産があっても仕事は続けるべきだと思います。
「じゃあなんで節約までして多額の資産を築くことにこだわるんだよ」という話ですがそれはもう単純に資産そのものが人生のリスクヘッジとなるからです。
私自身も含めてですが仕事に対して能力も意欲もない人間というのは若いうちは雇ってもらえても高齢になったときにリストラされたり賃下げされたりする可能性がそこそこ高いです。
いきなりそうはならないとは思いますが急速に変化していくこの社会で10年後、20年後も今と同じように雇ってもらえる保証は全くありません。
もしかしたらある業界では優秀な人でもその業界そのものが衰退してしまえば転職が難しくなるなどは十分に考えられます。
どんなに仕事のできる電話交換手でも自動交換機の登場によりその存在自体が不要になってしまったようにです。
ただ、どれほど社会が発展しても誰でもできる底辺の仕事は残されているはずです。
誰でもできるような仕事はキツくて給料も安いのが多いのでそこで今までの収入を得ようとすると地獄のような日々を過ごすことになりかねません。
しかし、節約によって少ないお金で生活することを身につけ、さらに資産からの収入もあれば「厳しい仕事だから週3日だけ働く」、「給料は安くても良いので興味のある仕事に挑戦する」など人生を楽に過ごすための選択肢が増えます。
生活費240万円の人が資産3,000万円を運用しながら90万円を引き出しつづけると残り150万円を稼げば済むので週の半分程度バイトするだけでも生活水準を下げずに生きていくことができます。
これで人並み以下の仕事しかできなくても人並み程度の人生を送れそうな雰囲気がしてきました。
ちなみに我が家の貯蓄率は25〜35%ほどなのでめちゃくちゃ頑張っている方ではありませんが共働きであることや同年代よりは多い程度の資産を作れたことから今の状況を継続できれば良いのかなと考えています。
能力がない自分だから言えるのですが資格やら語学やらに力を入れるのはほとんどの場合で無駄というか徒労にしかならないと思っています。
資格を取っても今度はその分野の専門家たちと渡り合わなくてはならないわけで、それならいっそのこと趣味を極めて資格にとらわれない分野の力を高めたほうが有意義かなとすら思います。
何らかの勉強をするにしても今は大体のことならネットで勉強できるので本当にやる気があればお金をかけずにやれるはずです。
市販のテキストを買うくらいなら良いのですが高いスクールに入ったり通信教材を買ったり、人生経験だと言って何にでも手を出すと消耗し続ける一方となるでしょう。
能力がない人間はあれもこれもと追い求めるのではなく能力がないと自認して節約スキルを上げて貯蓄率を高め、運用によりなるべく早く財を築けるように頑張りましょう。
あと、完全にリタイアすることを想定すると莫大な資金が必要になるので仕事は続けつつ、まずは生活の足しになる程度のそこそこの資産を目指す方が気長に続けられて結果良い方向に転がってくと思います。
常人よりも劣った人が人並み以上の資産を築くとは矛盾している様に聞こえるかもしれませんが、日本のような先進国なのに生活費も安く、さらに低コストのインデックスファンドに簡単にアクセスできる環境なら十分に可能なはずです。
もちろん、「100%間違いなく可能」とは言えませんがもっとも現実的な手段であるのは間違いないでしょう。
収入を得て節約しそのお金を投資するという本当につまらないサイクルをひたすら回していくことで"いずれは"自分の資産だけで生活できるようにすらなるのです。
「じゃあその"いずれは"っていうのはいつなんだよ」という話ですがこれには貯蓄率が大いに関係してきます。
貯蓄率とは手取りの収入からいくら貯蓄できたのかを表すものですが例えば年収400万円なら手取りは310万円ほど、ここから年間で155万円貯蓄できれば貯蓄率50%となります。
年155万で生活するとなると生活保護より厳しい生活が待ち受けていそうなのでこの年収の人が貯蓄率50%を達成するのは難易度が高そうです。
対して年収700万円なら手取りは520万円なので同じ貯蓄率50%でも生活に使えるお金は260万円となりだいぶ余裕が出てきます。

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こちらのグラフでは貯蓄率と投資リターンによってリタイアまでの年数がどの程度変化するのか記されています。
貯蓄率50%なら自分の資産だけで食えるようになるのに10数年から20年ちょいかかるというわけです。
注意していただきたいのはこのグラフにある資産で本当にリタイアしてしまうのは結構危険というか精神的に不安定になるかもしれませんということです。
グラフからは貯蓄率50%で投資リターン2%の場合、リタイアまで20年かかることになっています。
つまり年間貯蓄額×25倍の資産で早期リタイア可能とし、リタイア後は4%ルールで取り崩していくことを想定しているのでしょうが生活費として取り崩す場合、利益には税金がかかりますし社会保険料等もじわじわと効いてくると思われるので3%ルールくらいで見込んでおいたほうが将来的に破綻する確率はグッと低くなるでしょう。
さて、ここまでまるでリタイアをする前提で話を進めているように見えますが自分はあまり若いうちからのリタイアには反対です。
よほどの事情がないのであれば仮にリタイアできそうな資産があっても仕事は続けるべきだと思います。
「じゃあなんで節約までして多額の資産を築くことにこだわるんだよ」という話ですがそれはもう単純に資産そのものが人生のリスクヘッジとなるからです。
私自身も含めてですが仕事に対して能力も意欲もない人間というのは若いうちは雇ってもらえても高齢になったときにリストラされたり賃下げされたりする可能性がそこそこ高いです。
いきなりそうはならないとは思いますが急速に変化していくこの社会で10年後、20年後も今と同じように雇ってもらえる保証は全くありません。
もしかしたらある業界では優秀な人でもその業界そのものが衰退してしまえば転職が難しくなるなどは十分に考えられます。
どんなに仕事のできる電話交換手でも自動交換機の登場によりその存在自体が不要になってしまったようにです。
ただ、どれほど社会が発展しても誰でもできる底辺の仕事は残されているはずです。
誰でもできるような仕事はキツくて給料も安いのが多いのでそこで今までの収入を得ようとすると地獄のような日々を過ごすことになりかねません。
しかし、節約によって少ないお金で生活することを身につけ、さらに資産からの収入もあれば「厳しい仕事だから週3日だけ働く」、「給料は安くても良いので興味のある仕事に挑戦する」など人生を楽に過ごすための選択肢が増えます。
生活費240万円の人が資産3,000万円を運用しながら90万円を引き出しつづけると残り150万円を稼げば済むので週の半分程度バイトするだけでも生活水準を下げずに生きていくことができます。
これで人並み以下の仕事しかできなくても人並み程度の人生を送れそうな雰囲気がしてきました。
ちなみに我が家の貯蓄率は25〜35%ほどなのでめちゃくちゃ頑張っている方ではありませんが共働きであることや同年代よりは多い程度の資産を作れたことから今の状況を継続できれば良いのかなと考えています。
能力がない自分だから言えるのですが資格やら語学やらに力を入れるのはほとんどの場合で無駄というか徒労にしかならないと思っています。
資格を取っても今度はその分野の専門家たちと渡り合わなくてはならないわけで、それならいっそのこと趣味を極めて資格にとらわれない分野の力を高めたほうが有意義かなとすら思います。
何らかの勉強をするにしても今は大体のことならネットで勉強できるので本当にやる気があればお金をかけずにやれるはずです。
市販のテキストを買うくらいなら良いのですが高いスクールに入ったり通信教材を買ったり、人生経験だと言って何にでも手を出すと消耗し続ける一方となるでしょう。
能力がない人間はあれもこれもと追い求めるのではなく能力がないと自認して節約スキルを上げて貯蓄率を高め、運用によりなるべく早く財を築けるように頑張りましょう。
あと、完全にリタイアすることを想定すると莫大な資金が必要になるので仕事は続けつつ、まずは生活の足しになる程度のそこそこの資産を目指す方が気長に続けられて結果良い方向に転がってくと思います。
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