普通のサラリーマンが目指すべき年齢別資産の目安を考察してみました。

30歳 350万円
35歳 650万円(+300万円)
40歳 1,040万円(+390万円)
45歳 1,530万円(+490万円)
50歳 2,160万円(+630万円)

55歳 2,960万円(+800万円)
60歳 3,980万円(+1,020万円)

自画自賛ですが結構いい線かなと思います。

30歳で1,000万円とか目指す必要はないと思いますが色々なリスクが高まってくる40代以降はそこそこ多めにお金を持てると良いのかなと思います。

60歳で4,000万円も必要なのかという疑問はあるかもしれませんが、年2%のインフレが20年続けば物価は1.5倍くらいになるのと年金は事実上の減額が見込まれるのでそれなりにゆとりある生活を送ろうと思ったらこれくらいは必要になってくるでしょう。

夫婦なら一人あたりの生活費は多少安くなりますがそれでもこの1.5倍くらいを想定しておいたほうが良さそうです。

3,980万円は22歳から60歳まで38年間働いた場合、毎月87,700円貯蓄に回せば達成可能な数値ですが、運用で利回り5%出せる場合なら毎月30,000円で済みます。

38年間、毎月30,000円を拠出した場合、総額で1,368万円となるので社会人になったら新NISA口座を開設し毎月30,000円入金を何も考えずに繰り返していけば理屈上では達成可能です。

もしくは今は企業型確定拠出年金を導入している企業も多いのでそこで適当なインデックスファンドを選択して運用、足りない分は新NISAで積み立てる等をしても良いと思います。

投資なのでもしかしたらマイナスで終わる可能性もありますが何もやらない方がより苦しい未来が待ち受けている確率が高まるので結局何らかの投資を行っていくしかありません。

厳しいのは40代後半から50代でほとんど資産がないような人ですが逆にその年代の人たちはまだ年金が大幅に減額される前に受給できると思うのでそこまで絶望視しなくても良いかもしれません…(ひどい気休めですが)

もちろん40代、50代からでも運用を行うことはできますがどうしても若い人より不利になるのは否めません。

上記の想定で22歳から運用を始めれば毎月3万円の積み立てで60歳時に4,000万弱貯まるのが40歳から同じ額を目指そうとすると毎月10万円弱の積み立てが必要です。

総入金額も22歳からなら1,368万円ですが40歳からだと2,300万円以上必要です。

総入金額が1,000万円近く違うわけで、それだけ若いうちからの運用は強いってことです。

ほとんどの人にとって資産の目安を達成するためにはリスクを取って投資を行う必要があります。

そして、投資を始めるのは若ければ若いほど良いので将来に不安のある人はすぐに証券口座を開設しiDeCoとつみたてNISAを行うことをおすすめしたいですね。