超高齢化社会の到来で動ける老人に働いてもらわなければならない世の中になっているわけですが、本音を言えば老人には働いて欲しくないんですよね。

例えばなんですけど、私はたまにタクシーに乗るんですよ。

で、よぼよぼのおじいちゃんが運転してたりすると「うわ、マジかよ…」って思うわけです。

実際事故も多発していて、いつ、このタクシーが殺人兵器になってしまうのかと戦々恐々としてしまいます。

コンビニのレジも老人が立っていると「え、大丈夫…?」と不安になります。

普通に会計するだけならギリ大丈夫だと思うんですけど荷物を送ったり粗大ゴミシールを買おうとしたりするとまずすんなりとは行かないのだろうなと身構えてしまいます。

タクシーやコンビニに限らず、そんな感じで世の中に老人の就労者が多数現れると社会全体のクオリティが低下していく一方だなと感じてしまうわけです。

もちろん、長年の経験が必要なスキルというのもあってそういうスキルを発揮できる方には是非とも働いていただきたいわけですが、そういう方っておそらく全体の1割もいないんですよね。

「お前も老人になったらそう言われるんだぞ」

というお声をいただきそうですが、もちろんそう言われると思っています。

だからこそ私は老人になったら働かずにひっそりと暮らしたいなと思っていますし、もし私のスキルを必要とされても自分に果たせる仕事なのかを考えて引き受けたいと思っています。

「お金がないから仕事をする」という理由では働きたくないんですよね。

そのためにも老後の資金はしっかり貯めておきましょうってのが大切になってくるわけで、現役世代の人は何らかの手段で今から老後に備えておいた方が良いです。

幸運なことにiDeCoは掛け金の全額が所得控除の対象となり、運用益は非課税ですし新NISAでは1人1,800万円の非課税枠ができるなど、制度がかなり充実しているので始めるハードルはそんなに高くないんじゃないですかね。

なんだかんだ言っても「理屈ではわかっているが何もやらない人」が9割以上だと思うので、結局「否応なしに働かざるを得ない老人」の数は今後も増え続ける一方になりそうですが。