2023年2月のインデックス口座評価額は22,051,021円でした。

先月末が21,134,454円だったので+916,567円となりました。

Screenshot 2023-02-28

ジュニアNISA分は4,575,929円でした。

保有インデックスファンドの総額は26,626,950円となりました。

入金はもろもろで66万円くらいでした。


年間240万入金が目標とか言いながらめっちゃ入金してますがリアルの入金力だと年間240〜300万くらいが良いとこなので実際には個別株口座からじわじわと引き出しを続けているような状況です。

多分今月の給料等からの入金は児童手当込みで20万もいってないくらいですかね…


個別株の方は減資してから良い感じに勝てるようになってきた気がします。

買ってる金額が低いので日々の値動きが気にならなくなったのとあまり銘柄に対しての期待をしなくなった結果、以前よりフラットな気持ちで相場に向き合えるようになったのが良かったのかもしれません。

最近はこれといった暴落もないのでただ助かってるだけという可能性も否めないのが怖いところですが…

毎営業日一定金額を個別株口座から移して投信を買っているので個別株口座で勝てなくなればいずれ資金は枯渇しますが、それならそれで純度100%のインデックスマンになるだけなのでそれも悪くないかもしれませんね。





少し前ですが岸田政権の掲げる労働市場改革により賃下げやリストラが行いやすくなるのではという記事を見ました。

これとセットで転職をしやすくするために退職所得控除の改悪の可能性もあるようです。

一連の改革により以前から言われてきた「メンバーシップ型の雇用は崩壊しジョブ型雇用に移行する」という未来が俄然、現実味を増してきたように感じます。

同一労働同一賃金の言葉通り、何となく在籍しているだけで給料が上がっていく時代は終わりを迎えるのでしょう。

50代ならなんとか逃げ切り可能かと思いますが20代、30代はサラリーマン人生の何処かでこの改革による打撃を受けることは覚悟しておく必要がありますね。

能力の高い人にとっては転職しやすくなるし給料も上がりやすくなるのでウェルカムな施策となりますが自分のような学もなく能力も低い人間にとっては苦しい時代となりそうです。

いわゆる「マックジョブ(マクドナルドの店員)」と呼ばれる誰でもできる仕事というのはいつまでも残ると思うので最悪、リストラされたらそういう場所で働くという選択肢も考えておかなくてはなりません。

退職所得控除の改悪も痛いですね。

政府税制調査会は転職が進まない要因として勤続年数が長いほど優遇される退職所得控除が原因の一つと指摘しており、この退職所得控除の見直しを表明していました。

退職所得控除の改悪により控除額が大幅に減らされてしまった場合、場合によっては特定口座で運用して源泉徴収されるのと変わらないくらいの税金が引かれる可能性があります。

iDeCoや企業型DCの自分で拠出するタイプでは掛け金が全額所得控除となるのでかなり美味しい案件だったのですが元々退職一時金の多い大企業勤めの人などは完全に非課税のNISAで投資をしたほうがトータルで見たらマシだったとなりかねません。

シンNISAは1人1,800万円の枠があるので一般的なサラリーマンだとこれを埋めるだけでも精一杯となるでしょうし引き出しも自由となると不確定要素の大きいiDeCoの価値は低くなるのかもしれません。

具体案が出るまではマッチング拠出を継続しますがしばらくは要注目な案件かなと思います。

散々悲観的なことを書きましたがこれまではほとんど仕事をしない社員でも強力な解雇規制により守られていたところを流動的に対処しやすくするというのはいずれ必要になることでしたし、それによって日本経済が上向くなら投資をしている自分にとってのメリットもあるはずです。

最終的には恒常的に労働市場改革による年収低下分を上回る投資収益を出せるようになれば自分の生活としては変わらないわけでなんとかそこを目指していくのが一番現実的な手段なのかなと思います。

そうなるまで自社が旧態依然とした体質のままでいてくれることを祈るばかりです。

現代社会で生き残るための能力や意欲が人よりも劣っている人がそれでも人並みの人生を送りたいと思ったときに残された唯一の再現性の高い方法は節約と投資によりある程度の資産を築くことだと考えています。

常人よりも劣った人が人並み以上の資産を築くとは矛盾している様に聞こえるかもしれませんが、日本のような先進国なのに生活費も安く、さらに低コストのインデックスファンドに簡単にアクセスできる環境なら十分に可能なはずです。

もちろん、「100%間違いなく可能」とは言えませんがもっとも現実的な手段であるのは間違いないでしょう。

収入を得て節約しそのお金を投資するという本当につまらないサイクルをひたすら回していくことで"いずれは"自分の資産だけで生活できるようにすらなるのです。

「じゃあその"いずれは"っていうのはいつなんだよ」という話ですがこれには貯蓄率が大いに関係してきます。

貯蓄率とは手取りの収入からいくら貯蓄できたのかを表すものですが例えば年収400万円なら手取りは310万円ほど、ここから年間で155万円貯蓄できれば貯蓄率50%となります。

年155万で生活するとなると生活保護より厳しい生活が待ち受けていそうなのでこの年収の人が貯蓄率50%を達成するのは難易度が高そうです。

対して年収700万円なら手取りは520万円なので同じ貯蓄率50%でも生活に使えるお金は260万円となりだいぶ余裕が出てきます。

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(https://diamond.jp/articles/-/236816?_gl=1*1u9nh5s*_ga*YW1wLUN6S1k5YkZjSHNnVTg1SkxFOTN4OGlvWHJENEE0WVVVTHNha2RKLXZ6X3hsRnRNbWg1Z0dJdXY5Q1dyeVhNWC0.)

こちらのグラフでは貯蓄率と投資リターンによってリタイアまでの年数がどの程度変化するのか記されています。

貯蓄率50%なら自分の資産だけで食えるようになるのに10数年から20年ちょいかかるというわけです。

注意していただきたいのはこのグラフにある資産で本当にリタイアしてしまうのは結構危険というか精神的に不安定になるかもしれませんということです。

グラフからは貯蓄率50%で投資リターン2%の場合、リタイアまで20年かかることになっています。

つまり年間貯蓄額×25倍の資産で早期リタイア可能とし、リタイア後は4%ルールで取り崩していくことを想定しているのでしょうが生活費として取り崩す場合、利益には税金がかかりますし社会保険料等もじわじわと効いてくると思われるので3%ルールくらいで見込んでおいたほうが将来的に破綻する確率はグッと低くなるでしょう。

さて、ここまでまるでリタイアをする前提で話を進めているように見えますが自分はあまり若いうちからのリタイアには反対です。

よほどの事情がないのであれば仮にリタイアできそうな資産があっても仕事は続けるべきだと思います。

「じゃあなんで節約までして多額の資産を築くことにこだわるんだよ」という話ですがそれはもう単純に資産そのものが人生のリスクヘッジとなるからです。

私自身も含めてですが仕事に対して能力も意欲もない人間というのは若いうちは雇ってもらえても高齢になったときにリストラされたり賃下げされたりする可能性がそこそこ高いです。

いきなりそうはならないとは思いますが急速に変化していくこの社会で10年後、20年後も今と同じように雇ってもらえる保証は全くありません。

もしかしたらある業界では優秀な人でもその業界そのものが衰退してしまえば転職が難しくなるなどは十分に考えられます。

どんなに仕事のできる電話交換手でも自動交換機の登場によりその存在自体が不要になってしまったようにです。

ただ、どれほど社会が発展しても誰でもできる底辺の仕事は残されているはずです。

誰でもできるような仕事はキツくて給料も安いのが多いのでそこで今までの収入を得ようとすると地獄のような日々を過ごすことになりかねません。

しかし、節約によって少ないお金で生活することを身につけ、さらに資産からの収入もあれば「厳しい仕事だから週3日だけ働く」「給料は安くても良いので興味のある仕事に挑戦する」など人生を楽に過ごすための選択肢が増えます。

生活費240万円の人が資産3,000万円を運用しながら90万円を引き出しつづけると残り150万円を稼げば済むので週の半分程度バイトするだけでも生活水準を下げずに生きていくことができます。

これで人並み以下の仕事しかできなくても人並み程度の人生を送れそうな雰囲気がしてきました。

ちなみに我が家の貯蓄率は25〜35%ほどなのでめちゃくちゃ頑張っている方ではありませんが共働きであることや同年代よりは多い程度の資産を作れたことから今の状況を継続できれば良いのかなと考えています。

能力がない自分だから言えるのですが資格やら語学やらに力を入れるのはほとんどの場合で無駄というか徒労にしかならないと思っています。

資格を取っても今度はその分野の専門家たちと渡り合わなくてはならないわけで、それならいっそのこと趣味を極めて資格にとらわれない分野の力を高めたほうが有意義かなとすら思います。

何らかの勉強をするにしても今は大体のことならネットで勉強できるので本当にやる気があればお金をかけずにやれるはずです。

市販のテキストを買うくらいなら良いのですが高いスクールに入ったり通信教材を買ったり、人生経験だと言って何にでも手を出すと消耗し続ける一方となるでしょう。

能力がない人間はあれもこれもと追い求めるのではなく能力がないと自認して節約スキルを上げて貯蓄率を高め、運用によりなるべく早く財を築けるように頑張りましょう。

あと、完全にリタイアすることを想定すると莫大な資金が必要になるので仕事は続けつつ、まずは生活の足しになる程度のそこそこの資産を目指す方が気長に続けられて結果良い方向に転がってくと思います。

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