2023年11月末のインデックス口座評価額は32,941,846円でした。

先月末が30,374,571円だったので+2,567,275円となりました。

ジュニアNISA分は6,290,203円でした。

保有インデックスファンドの総額は39,232,049円となりました。

入金額はもろもろで27万円くらいでした。


27万円入金して総額で言うと前月比+300万ほどになっているので驚異的な伸び率ですね。

外国株比率(というかほとんど米株)が高いので株価よりも今後の為替の行方が気になります。

悲しいことですが
  • 日本の国力が低下している
  • 日米の金利差が逆転する見込みがまずない
  • 恒常的な貿易赤字体質
  • NISA等によりおそらく年間数兆円の外国株買い=ドル円ロング需要がある
第一次所得収支は大幅にプラスなので経常黒字はキープしていますが、実質的に円とドルの両替が行われる貿易と違って外国の子会社等の収益なので多少のレパトリはあっても収入の全てが円に替えられることはありません。

以上のことからここから1ドル100円切るような円高になる確率はかなり低いと思いますがそれでも短期で130円くらいまで下がるとは想定しておいても良さそうです。

130円となると為替だけで-15%くらいにはなるので普通に大ダメージですね。

ヘッジしたいところですがヘッジコストが尋常ではなく高いので為替の影響をなくすほどのヘッジは不可、150円近辺でいくつかドル円ショートしてるくらいであとは成り行きを見守るしかないようです。


入金額がやや少なめだったのは来年から始まる新NISA用の資金を残しておこうかなと思ったからです。

我が家の入金力では1,800万円×2を用意するのはなかなか大変なので少しでも来年以降に余力を持たせるためにも12月の入金はつみたてNISA、確定拠出年金、銀行口座での優遇目的で積み立てているもののみにします。

これまで通り特定口座で買い続けて来年売却→新NISAで買付けって手もあるのですがさすがに面倒くさいので来年から本気出すことにします。

1,2ヶ月購入を遅らせたからと言って長期的なパフォーマンスに差は出ないと信じるしかありません。


あと、インデックス投資ではありませんが11月は個別株をいくつか減らしてライザップを少し購入しました。

結構売却してしまったのですが早売りだったかなと思い、すぐに買い直してしまったので無駄に取得単価が上がってしまっただけでした。

あまり高いところで買いまくるのも面白くないので当初の半分くらいに抑えておこうかなと思います。

やはり個別株投資は面白いですね。

自分みたいに元々個別株でやっていた人間はどうしても売買したい欲が出てくると思うんですけど少額での取引でもそれが解消されますし、色んな銘柄を調べたり眺めたりするのも好きなので趣味の一つとして行う分には十分有意義なのかなと思います。

以前は結構ガチで銘柄調査に時間を費やしていましたが結婚して子供ができてさらに子供が大きくなって…となるに連れて気が散っちゃって本当にやる気が出たときにしかリサーチできませんが逆にそれが良いのかもしれません。

インデックスは買って放置するだけなのでやることがなく、それはそれで素晴らしいのですが個別株とのハイブリッドで頑張って保有し続けたいと思います。





Xを見ていると当たり前のように「新NISAは5年で1,800万円分使い切る!」という話題が出ています。

確かに早期に枠を使い切ればそれだけ有利になる可能性が高いのは間違いないのですが、20年、30年というスパンで運用結果を見ると意外と毎月の積立額ほどの差が出ないことがわかります。

年利5%として毎月の積立額で運用結果を比較すると以下のようになりました。

毎月30万円
  • 5年後   2,040万円
  • 20年後 4,312万円
  • 30年後 7,100万円

毎月25万円
  • 6年後   2094万円
  • 20年後 4,210万円
  • 30年後 6,935万円

毎月15万円
  • 10年後 2,329万円
  • 20年後 3,836万円
  • 30年後 6,318万円

毎月10万円
  • 15年後 2,672万円
  • 20年後 3,411万円
  • 30年後 5,557万円

毎月5万円
  • 30年後 4,161万円

1段目は1,800万円分の積立てが終了する年数となっています。
毎月30万円なら年間360万円、5年で1,800万円の積立てとなります。

当然、積立て中にもリターンが発生するため1,800万円の枠を埋めきった際には1,800万円+利回り分の金額になります。

積立額が毎月30万円と10万円では30年後に1,550万円ほどの差がありますが正直そこまで大きな差とは思いません。

比率で言うと30万円積立ての方が28%ほど多い程度です。

単純に3倍多く積立てているのですからもうちょっと差が出ても良さそうなもんですが、入金の総額が同じなら長期で見ると何倍もの差になるというわけではありませんでした。

さらに、10万円積立てで30年後には5,557万円ですがもう5年運用すると約7,100万円となるため若い人は十分に挽回することができます。

新NISAの枠である1,800万円を埋めるため、40代で毎月30万円×5年積立てるより20代から毎月5万円×30年積み立てる方が50代後半以降に使えるお金は大きくなるのです。

もちろん、余裕を持って入金できる人は良いのですが新NISAの枠を埋めるため5年もの間、何かを犠牲にしてまで入金生活をするほどのメリットは無いなと感じますね。

短期間の積立額にこだわるよりしっかり長期に渡って積立てを継続するということのほうが大切になるので入金額が少ない人も是非とも活用していったら良いのかなと思います。

2024年から始まる新NISAについていろんな話題が出ていますね。

そんな中で個人的に気になったのが「結局、iDeCoと新NISAでは長期的に見るとどちらがお得になるんだろう?」ということでした。

ということで単純に比較してみたいと思います。

まずはiDeCoを利用する場合です。

条件は
  • 勤続   40年
  • 運用期間 30年
  • 積立額  2万円
  • 年利回り 5%
  • 退職金  1,000万円
とし、さらに退職時に一括で受け取ると想定します。

この場合では
  • iDeCo運用額 1,637万円
  • 退職金      1,000万円
となり、退職所得控除を考慮した手取りは2,603万円となります。

同じ条件で新NISAを利用する場合は、積立額を減らして考えなくてはなりません。

iDeCoは全額所得控除の対象となるためです。

ここで、どのくらい節税になるかの計算ですが、まずは課税所得金額を算出します。

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(引用元 https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-2873/)


課税所得金額がわかったら掛け金に税率をかけてもらうと節税額がわかります。こちらの表↓では所得税のみなのでさらに住民税(一律10%)も込みで計算します。

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(引用元 https://www.smbc-card.com/like_u/money/ideco.jsp)

非常にざっくりとですとこちらの表↓が参考になります。

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(引用元 https://fpsdn.net/column/2017/04/8345.html)


年収500万円の場合、20%の減税となるため積立額のみ1.6万円、その他の条件は同じと想定すると
  • 新NISA運用額 1,310万円
  • 退職金     1,000万円
となり、退職金は退職所得控除内なので非課税なので手取りは2,310万円になります。

年収700万円の場合は所得控除20%、住民税10%の合わせて30%となるため、新NISAの積立額は1.4万円となります。

その場合の想定額は
  • 新NISA運用額 1,146万円
となり、退職金と合わせても手取り2,146万円でiDeCoを利用した場合の2,603万円を遥かに下回ります。

所得税率5%の場合でも住民税10%と合わせると15%となるため積立額は1.7万円とすると、
  • 新NISA運用額 1,392万円
となり、退職金と合わせて手取り2,392万円でやはりiDeCoを利用した場合のほうが有利となりました。

比較的年収が低い方でも節税メリットが新NISAの全額非課税を上回るため、老後資金と割り切って運用するのであればiDeCoに軍配が上がりました。

iDeCoさん、60歳までの資金拘束があるとはいえめちゃくちゃ優秀なやつだったんですね。

一部界隈から謎の批判を浴びることが多いので本当に不遇な存在だなと思います。

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